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バイリンガルになっても、個性のない子供は大人になって苦労する。 [バイリンガルになる方法]

海外に来てしみじみ思うこと、僕は日本人である。
どんな外国人と話しても緊張しないし、アジア人が僕一人、
他全員白人や黒人99人でも何の違和感も感じません。

英語が話せるようになって、海外の色んなトレンドや文化を知っても
唯一変わらないものは、僕が日本の文化の中で育って、日本人の考え方
が、いつも根底にあるということです。

10年も外国で外国語を話して、外国人のみと一緒に暮らしたり、遊んだり、
恋をしたり、働いたりしていれば、

自ずと外国人がどう考えるかはわかるし、理解もできますが、
いつまで経っても、彼らの考え方に納得ができません。

それぐらい、子供の時に育った環境で身につけた考え方や
習慣なかなか変えられないということです。

僕の親友のトルコ系ドイツ人のオーカンはロンドンでも一番センスのいい
お洒落なエリアに5年も住んでいて、毎日お洒落な人を見ているのに、
田舎のドイツ人のダサさが全然抜けません。←ごめんね、オーカン!!

それくらい、育った環境で身につけた習慣や感覚は抜けないのです。

例えば、外国で暮らしている時に、
外国人の友達と知り合いになるとき、大体の会話の始まりは
「どこの出身ですか?」という質問になり、

次に「何を外国でしているのか」という質問になります。

次に「なぜ、外国に来たのか」そして、「日本で何をしていたのか」
になることが多いです。日本で日本人の親元で日本人の考えかたで
育ったので、外国人とは考え方がまったく違うので、ただ日本人として

日本で育っただけで、海外に来るととても個性的になります。子供の時に
普通にあった話や、育った環境や、遊んだ話などをしても外国人にとっては、

とても、新鮮であたかも貴重な話を聞いているような感じになります。

一方でバイリンガルとして、日本で育った子供は、外国の文化ばかりに触れ
日本人なのに、日本の文化や流行りをあまり知らず、外国に出た時に
逆個性のない人間になってしまう可能性が高いです。

以前のブログでも、少しお話ししましたが、日本人なのに、日本をあまり知らない
とアイデンティティーをうまく見出せなくなってしまいます。

日本人の両親の元で育ったけども、親の仕事の都合で、小、中、高、大学と
アメリカで行き、大人になってから日本に帰ってきて就職をして、日本人なのに
日本に馴染めないという話はよく聞きます。

アイデンティティーがないということは、心に帰る家がないのと同じです。


心に帰る家がないと、自分が一体何者なのかわからなくなってしまいます。
そして、自分の個性を見つけるのにとても苦労することになります。
日本人として、日本に生まれ、日本で育つことだけで、
海外に出てみればとても個性的になります。


バイリンガル教育をすれば、逆に海外に出た時に
子供の個性を奪ってしまう可能性もあります。

しっかりと日本の文化や歴史をよく知った、バランスのあるバイリンガル教育
をしていきましょう。

Growing in Japan is an outstanding personality outside Japan!
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