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3ヶ国語話者の寝言は、日本語、英語、それともドイツ語? [3ヶ国語話者の考え方]

3ヶ国語を話すのなんてたいして難しくない

もちろん、日本で日本人の両親の元で、育ったのであれば簡単ではありませんが
3ヶ国語を話すことなんて、ある一定の環境で育てば、ほとんど誰でもができる
ことです。

例えば、北欧で生まれれば、北欧の言葉、ノルウェー語、スウェーデン語、
デンマーク語、アイスランド語はとても似ていて、

北欧ではテレビはほぼすべて英語でやっているので、英語もできます。
北欧の人はだいたいみんな、5ヶ国語話者なんです。



ほらね、2ヶ国語話者も3ヶ国語話者もすごくともなんともないでしょう・・・
バイリンガル、トリリンガルになっても、それだけでは何もないということです。


それなのに、バイリンガル育児になったら、
世界が広がる、これからは外に目を向けてほしいとか
とかそっちばっかりに目がいってしまって、

「英語を使って何をするか?」

という本質的なことが抜け落ちてることがとても多いです。

なので、僕が言いたいことは、子供にバイリンガル育児をする前に、お子さんが
その2つの言語を使って何をするかということが一番大切で
それを一番に考えるべきだということです。


表題から話が少しそれたので、元の話に戻します。

3ヶ国語話者の寝言は、日本語、英語、それともドイツ語なのか、、、?

これは僕の話です、僕はドイツ語、日本語、英語がどれも話せます。
一応どの言語も仕事で使っています。

僕が伝えたいのは3ヶ国語が話せるという自慢じゃなくて、
バイリンガル育児にとても役立つ考え方です。

まあ、こんな話は横においておいて、、、

寝言なんて自分では聞けないので、ロンドンで
一緒の部屋に住んでいた僕の親友のトルコ系ドイツ人の
オーカンが話していたことです。

「昨日の夜、なんか意味のわからん言葉を叫んでいたぞ」

とオーカンが言いました。

おそらく、日本語のことです。

その時僕は、日本で大学受験をしている夢を見ていました。
受験に関して、色々学校の先生などと話していました。

また別の日のことです。

オーカンがこう言いました。

「昨日なんか、ドイツ語で叫んでいたぞ、眠たかったからなんって
言ったか覚えてないけど、、」

その時は、ドイツ人の友達と、バーに飲みに行って、
ドイツ人の友達が振られてなそれを僕がなぐさめている夢を
見ていました。

これは、母とギリシャに旅行に言ったときのことです。
たまたま同じホテルの部屋で寝ていました。

朝起きると、母がこう言いました。

「昨日なんか、英語と意味のわからない言葉を叫んでたで」

これは英語とドイツ語です。

その時僕は夢の中で、アメリカ人とドイツ人と僕の混成のバンドで
ヨーロッパツアーを回っていました。

そうです。夢の中であっても、話す相手が違えば、話す言語を
変えているんです。

夢の中であろうと、相手が話す言語が違えば、英語、日本語
ドイツ語と使い分けています。

それは、日本語、ドイツ語、英語が違う言語だと頭の中で
認識して、その3言語をごちゃまぜにしていないからです。

言い方を変えれば、
日本語、英語、ドイツ語をはっきり使い分けているということです。

あなたは、バイリンガル育児の際に、ちゃんとした計画のないまま子供に英語を
話しきかしたり、日本語を話しかけたりしていませんか?

それは危険です、そしてものすごく勿体無いです。

無計画に英語や日本語を話しかけることによって、子供は英語と日本語を
同じ言語として考えてしまいます。

「I want a パン」, 「TodayはSchool に行きたくない」みたいな 
変な考え方のことですね。

バイリンガルのメリットは2ヶ国語を話せることではありません。
2ヶ国語を話すことによって、物事を2つの違う視点から見れて

そして、その2ヶ国語を使ってあなたの特別なスキルや技術を発揮して
初めてバイリンガルというものが役に立ちます。

バイリンガル育児で、お子さんに英語を話しかけるときは、しっかりと
場面わけをして行いましょう。

例えば、お父さんと話すときは是態に日本語、お母さんと話すときは英語
おじいちゃんと話すときは英語などなど。

どうしても、一人でもやりずらいので、家族の手伝いが絶対に必要になりますよね。

Raise bilingual kids with a little help of your family !


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バイリンガル育児に応用しやすい3ヶ国語話者の考え方 [3ヶ国語話者の考え方]

バイリンガル育児と3ヶ国語話者の秘密のつながり

3ヶ国語話者はトリリンガルと呼ばれていますね。

僕は、22歳の時に1日10〜12時間のもう勉強の末に、
やっとの思いでトリリンガルになることができました。

しかし、当時は、

トリリンガルになったからって、英語を使ってビジネスをする、ドイツ語
を使ってドイツのビールを輸入する、英語を話して、ハリウッドで俳優になる
語学は実際に何かをするためのツールに過ぎないので、

3ヶ国語話せただけでは何の意味もありません。

トリリンガルができるだけ自慢っぽく聞こえて欲しくないので、
こんな風に書いてしまいましたが、、、

冒頭でも少し触れましたが、

バイリンガル育児の成功と3ヶ国語話者の考え方には秘密のつながり
があります。


初めてあった人に、僕が3ヶ国語話者だとわかる
といつもこの質問を聞かれます。

* 3ヶ国語を話すときは、ごちゃまぜになりませんか?

先に答えを言うと、「絶対になりません」

なぜかというと、英語を話すときは、英語のスイッチがオンになり、
ドイツ語を話すときはドイツ語のスイッチがオンになり、日本語を話すときは
日本語のスイッチがオンになります。

ことわざに「類は友を呼ぶ」言うように、
僕の周りには3ヶ国語を話す人がたくさんいます。

その中で多いのが、父親がドイツ人、母親がオランダ人などで
両親国の言葉を話せて、ドイツ語+オランダ語+プラス英語も話せるという人、
両親の2言語+英語という人が多いです。

例えば、その友達も僕も同じですが、

ドイツ人と話すときは、
相手はドイツ語を話すということを脳が知っていて


体が覚えているので、自ずと言語スイッチがドイツ語に切り替わり
ドイツ語しか出てきません。

日本語も混ざらないし、英語も混ざりません。

例えば、ドイツからイギリスに旅行に行く時、
飛行機の中はドイツ発イギリス行きの便なので、
たくさんのドイツ人が乗っています。

飛行機の中ではドイツ語が通じると僕の脳は知っています。

なので、僕の言語スイッチはドイツ語にオンになったままですが、イギリスについて、
飛行機から出た瞬間に僕の言語スイッチは英語に切り替わります。

例えば、イギリス以外の国、スウェーデン、モロッコ、タイなどに行く時は
僕が話せる言語の中で一番よく通じる言語のスイッチがオンになります。

なので、それぞれの国の言葉は僕は話せないし、

ドイツ語は通じないとわかっているので英語のスイッチがオンになります。

たまに、日本人で3ヶ国語を話せると言う方で、話していて、単語がごちゃまぜに
混ざっちゃうという方がいます。

例えば、英語ではWiFiをワイファイと発音しますが、フランス語ではWiFiをヴィフィと
発音するので、英語を話すときにI need to have a Wifi(ヴィフィ)と間違えて発音して
しまうというような単語の混ざり方です。

これは英語とフランス語のそれぞれの言語スイッチを持たずに
どちらかの言葉の延長線上で別の言語を覚えているだけなので、

言うなれば、英語にフランス語の単語を乗っけているだけということで、

3ヶ国語を話せているとは言えません。

1ヶ国語、ないしは2ヶ国語を同じ考え方、つまり言語スイッチの中で
話しているだけです。

これは日本でバイリンガル育児をしている日本人の両親が
しっかりと考えたほうがいいポイントです。

例えば、「I love お母さん」と言ったり、
「今日はBreakfastをeatしたい」

こういう風に話している子供は、英語と日本語を同じスイッチの中で
話しているだけなので、バイリンガルとは言えません。

英語と日本語がごちゃまぜになって、言語スイッチが一つしか
存在しません。

バイリンガル育児をするときは、場面に分けて英語と日本語を
教えると言語スイッチを作ることができます。

お母さんと話すときは、英語、お父さんと話すときは日本語
のように徹底して場面を分けると、

日本語スイッチ、英語スイッチを作ることができます。

バイリンガルの利点は、色んな視点で物事を見れるということです。

2つの言語を話すだけで、考える能力が低ければなんの意味もありません。
語学は何かをするための道具です。

トリリンガルになったときの僕がそうだったように、
言語だけで役に立つことは何もありません。

演技ができる、交渉力がある、すばらしい技術を持っている、それを伝えるための
道具が英語であり、日本語であります。

バイリンガル育児をするときは、英語環境、日本語環境を徹底的に分けましょう。

そうしないと、2ヶ国語話せるのに、言語スイッチが一つだけになるので、バイリンガル
の利点を享受できなくなります。

Create two language switches!!
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